2019年度 京大理学部講義 構成 [更新 20/01/29]

講義題目     統計力学A

講演者       佐々 真一 
     
日時:         10月1日(火) 2限10:30  〜 原則、毎週、火曜日10:30 〜 
場所:        6号館 401

15章 試験 (19/01/28)

14章 まとめ (19/01/21)

14.1 統計力学Aを振り返って

13章 プレ試験 (19/01/07)

12章 磁性体の統計力学II (19/12/24)

12.1 問題の復習
12.2 特異性がでない議論
12.3 極限の順序の問題
12.4 臨界現象の普遍性あれこれ(お話し)

11章 磁性体の統計力学I (19/12/17)

11.1 磁性体
11.2 キュリー則と異常性
11.3 スピン自由度についての有効模型
11.4 キュリー則の導出

10章  落ち葉拾い(19/12/10)

10.1  N! をめぐる論点
10.2  「区別する」とは何か
10.3  混合の問題を統計力学で考える

9章 例:ゴム II (19/12/03)

9.1 ゴムのミクロな模型
9.2 変位の計算(マクロなばね定数)
9.3  熱力学との関係
9.4  エネルギー:"内部エネルギー" or "エンタルピー"

9章のレポート:エントロピーおよびエネルギーを計算せよ。
ミクロな力学模型から運動方程式を導出し、数値的に解き、
マクロなばね定数を測定せよ。

8章 例:ゴム I (19/11/26)

8.1 ばねの熱力学
8.2 ばね定数の計算
8.3  エントロピー力(力の創発)
8.4  統計力学での設定
8.5  公式とゴール

8章のレポート:エントロピー関数を決定し、
断熱準静的過程でゴムをゆっくりひっぱるときの
温度変化を求めよ。

7章 例:2原子分子理想気体 (19/11/19)

7.1 模型:「硬い」ばねとは? 
7.2 統計力学公式を使った熱容量の計算
7.3  実験との比較
7.4  剛体棒模型:「硬い」をめぐる再考
7.5  歴史など

7章のレポート課題:2原子分子理想気体模型に対して、
エントロピー、内部エネルギー、状態方程式を計算せよ。

6章 カノニカル分布 II (19/11/12)

6.1 分配関数の相空間体積による表現
6.2 自由エネルギーの定義と熱力学関係式
6.3 粒子あたりの運動エネルギーのミクロカノニカル分布での計算
6.4 アンサンブルの等価性

6章のレポート課題:調和ポテンシャルで閉じ込まれたN 
粒子系に対して、熱容量およびばね定数を変えるのに必要な
力をミクロカノニカル分布、および、カノニカル分布をもちいて
それぞれ計算せよ。粒子間相互作用は無視してよい。二つの計算
結果が等価であることを確認せよ。

5章 カノニカル分布 (19/11/05)

5.1 問題設定
5.2 カノニカル分布の導出
5.3 運動エネルギーの計算 
5.4 等分配則について

5章のレポート課題:圧力のカノニカル分布の
期待値を議論せよ。(公式を導出し、自由粒子
で具体的に計算する。)


4章 ボルツマン公式 (19/10/29)

4.1 これまでの復習
4.2 温度の考え方
4.3 温度の定義
4.4 ボツルマン公式
4.5 熱力学基本関係式

4章のレポート課題:「ボルツマン公式の正否を
どのように議論すればよいか。」

3章 気体の圧力 (19/10/15)

3.1 問題の確認
3.2 等重率の原理(仮説)
3.3 圧力公式
3.4 自由粒子での具体的計算
  3章のレポート課題 

2章 大自由度になれる (19/10/08)

2.1 例:大量のコインをなげる
2.2 大数の法則、確率の漸近分布
2.3 例:気体の圧力
2.4 圧力の力学的定義
2.5 問題設定:熱力学極限
  2章のレポート課題 

1章 統計力学とは (19/10/01)

1.1 統計力学の夢を語る
1.2 熱力学とは:レポート
1.3 力学とは: レポート
1.4 半年間の目標
1.4 大数の法則にむけて:レポート
  1章のレポート課題 


  2018年の講義構成 

  2017年度の試験問題 
  2016年度の試験問題 
  2015年度の試験問題 
  2014年度の試験問題