平成31年度 京大熱力学講義 構成 [更新 19/07/11]

講義題目     熱力学

講演者       佐々 真一 
     
日時:         4月10日(水) 4限14:45  〜 原則、毎週、水曜日14:45 〜 
場所:        4共31

14章 プレ試験と解説 (19/07/17)

14.1 プレ試験
14.2 プレ試験の解説
14.3 全体の復習

13章 風船の熱力学 (19/07/10)

13.1 風船の問題とは
13.2 「自然に生じる」変化の向き
13.3 簡単な例題
13.4 自由エネルギー最小原理
13.5 風船の問題を自由エネルギー最小原理で解く
13.6 補足:ラプラスの式、対称性の破れ...

12章 気液相転移の熱力学 (19/07/03)

12.1 気体/液体のP-V図およびV-T図
12.2 気体と液体を区別できないこと
12.3 共存相および気液転移
12.4 臨界点
12.5 潜熱
12.6 クラペイロン=クラジウスの式

11章 ゴムの熱力学 (19/6/26)

11.1 設定と問題 - 急にひっぱったときの温度上昇
11.2 自由エネルギー=位置エネルギー!
11.3 熱容量データからk(T)の決定!
11.4 断熱での温度変化
11.5 等温過程での内部エネルギー変化
11.6 内部エネルギー変化=0 vs 復元力!
11.7 エントロピー力 (力の創発)

10章 完全な熱力学関数 (19/06/19)

10.1 完全な熱力学関数の定義と意義
10.2 U(S,V) の完全性 
10.3 レポート:U(T,V)の不完全性
10.4 完全な熱力学関数 F(T,V)
10.5 F(T,V)の物理的意味と基本関係式
10.6 エネルギー方程式の導出

9章 基本関係式 (19/06/12)

9.1 熱力学第2法則
9.2 エントロピーと内部エネルギー
9.3 エントロピーと圧力
9.4 熱力学の基本関係式
9.5 注釈:はねかえり係数と熱力学第2法則

8章 エントロピー(19/06/05)

8.1 パズルの解き方
8.2 示量変数、示強変数
8.3 可逆過程で一定の値をとる変数(エントロピー)の構成
8.4 エントロピーの熱による表現
8.5 例:理想気体のエントロピー

7章 不可逆過程(19/05/29)

7.1 補足:温度概念について
7.2 可逆過程と不可逆過程の定義
7.3 可逆過程の例と不可逆過程の例
7.4 パズル:複合系の可逆性
7.5 「補償」という考え方
7.6 相加性

6章 カルノーの定理(19/05/22)

6.1 2温度熱機関
6.2 カルノーの定理
6.3 証明
6.4 カルノーの定理の凄い帰結!
6.5 例:理想気体のカルノー効率

5章 第2種永久機関をめぐって(19/05/15)

5.1 第2種永久機関とは
5.2 「第2種永久機関が存在しない」という原理について
5.3 例:第2種永久機関!
5.4 ケルビンの原理、最小仕事の原理
5.5 例:理想気体の等温準静的仕事

4章 断熱曲線 (19/05/08)

4.1 断熱過程の物理 - 「速い」とは
4.2 断熱準静的過程
4.3 断熱曲線
4.4 例:理想気体の断熱曲線の導出
4.5 一般:内部エネルギーの決定について

3章 内部エネルギー(19/04/24)

3.1 前回の復習と補足
3.2 熱と仕事の等価性の問題
3.3 実験の設定と結果とその意義
3.4 「内部エネルギー」の定義

2章 基礎概念 (19/04/17)

2.1 法則=原理(普遍性)+パラメータ(個性)
2.2 平衡状態をめぐって
2.3 状態方程式
2.4 熱容量の操作的定義
2.5 熱と仕事へ
2.6 例題 (ファンデルワールス気体)

1章 はじめに (19/04/10)

1.1 熱学と力学の統一理論
1.2 自然に対する操作限界
1.3 操作的定義について
1.4 マクロな物質とは
1.5 例題 (風船)

  昨年度の講義構成 

  これまでの試験問題