平成29年度 京大理学部講義 構成 [更新 17/12/26]

講義題目     統計力学A

講演者       佐々 真一 
     
日時:         10月3日(火) 2限10:30  〜 原則、毎週、火曜日10:30 〜 
場所:        6号館 401

13章 磁性体の統計力学II (17/12/26)

13.1 問題の復習
13.2 境界条件と熱力学極限
13.3 対称性の自発的破れ
13.4 臨界現象概論
13.5 磁性体の熱力学 

12章 磁性体の統計力学I (17/12/19)

12.1 磁性体
12.2 キュリー則と異常性
12.3 キュリー則の導出
12.4 対称性によって異常性がでない議論

11章 パラドックス (17/12/12)

11.1 等分配則の破綻と階層問題
11.2 常温の量子効果
11.3 状態数をめぐって
11.4 「区別する」とは何か
11.5 例

10章 ゴムの統計力学II (17/12/05)

10.1 エネルギーの期待値の計算
10.2 内部エネルギーとエンタルピー
10.3 分配関数からきめる自由エネルギー G
10.4 準静的仕事に対応する自由エネルギー  F
10.5 等分配則
10.6 パラドックスたち

9章 ゴムの統計力学 (17/11/28)

9.1 問題設定
9.2 モデル:自由回転できる「硬い」ばね鎖
9.3 外力系の統計分布
9.3 ばねが「硬い」極限、「小さい」外力の極限
9.4 マクロなばね定数

8章 中間試験 (17/11/21)

例:閉じ込めポテンシャル中の自由粒子

8.1 ミクロカノニカル分布
8.2 カノニカル分布
8.3 アンサンブルの等価性

7章 カノニカル分布 (17/11/14)

7.1 小さな巨視系
7.2 確率分布の計算
7.3 規格化因子の計算 - 全体系から
7.4 自由エネルギーと熱力学関係式
7.5 規格化因子の計算 ー 規格化条件から
7.6 例:理想気体

6章 ボルツマン公式と熱力学 (17/11/07)

6.1 ボルツマン公式と熱力学基本関係式
6.2 熱力学の復習:断熱準静的過程での不変量
6.3 熱力学の復習:自由エネルギー
6.4 熱力学の復習:ゴムの例題

5章 温度の公式 (17/10/31)

5.1 自由粒子での圧力の計算
5.2 理想気体温度
5.3 熱接触によるエネルギー配分
5.4 温度の公式

4章 圧力の公式 (17/10/24)

4.1 一般の気体・液体の微視的記述
4.2 微視的圧力のひとつの表現
4.3 等重率の原理の考え方
4.4 ミクロカノニカル分布
4.5 圧力の公式

3章 補足:鞍点法など漸近解析 (17/10/17)

3.1 N!の系統的な漸近的評価
3.2 コイン投げ問題の漸近分布の別解法

2章 大自由系の特徴を例題で学ぶ (17/10/10)

2.1 コイン投げの漸近解析
2.2 自由粒子の(運動論的)漸近解析

1章 統計力学とは (17/10/03)

1.1 統計力学の夢を語る
1.2 基本となる考え方を説明する
1.3 半年間の目標を説明する
1.4 レポート

  2016年の講義構成