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開発環境の設定(cygwinのインストール):物理のための数学1(講義資料2007)
目次
はじめに
インストール
環境変数の設定
実際に使ってみる
付録:gnuplotのインストール
はじめに
C言語のプログラムを作成、実行させるためにはまず環境を整える必要があります。 以下ではWindowsXPにCygwinをインストールする方法について説明します。 内容は以前の
園部さん
のものとほぼ同じです。 最新バージョンのcygwinを実際にインストールしながらスクリーンショットを取りましたので、 これからインストールしてみようという方には役に立つかも知れません。 現在手元にWindowsVistaをインストールしたコンピュータがないため、 Vistaの場合のインストール方法、設定方法についての詳細は不明です (おそらくそれほど変らないと思います)。 XP以前のWindowsの場合も手順はほぼ同じです。環境変数の設定などが異なります。 MacOSXの場合は、Developer Tools(およびX11)をインストールすれば開発環境は整います。 LinuxやFreeBSDなどのUNIX系の場合は(もしインストールされていなければ) 開発環境をインストールして下さい。詳しくはマニュアルを参照してください。 そもそもCygwinはWindowsにUNIXライクな環境を整るためのものですので UNIXをベースにしたOSの場合はすでに環境が整っている場合があります。
インストール
RedHatのホームページ
http://sources.redhat.com/cygwin/
からsetup.exeをダウンロードします。画面右上の
install cygwin now
というところを クリックすればよいです。
ダウンロードしたものをダブルクリックすれば下のウィンドウがでてきます。 「次へ」のボタンを押してください。
コンピュータが高速なネットワークにつながっているなら Install from Internetを選んで「次へ」のボタンを押してください。 もし高速なネットワークにつながっていないならCygwinのCDが付属した解説本が 売っているかと思いますのでそれを買ってください。 その場合、インストール方法は解説本に従ってください。
Cygwinをインストールする場所を設定します。 ここではC:\cygwinとしています (これはCドライブの直下のcygwinというフォルダにインストールするという意味です)。 前もってフォルダを新規でつくっておく必要はありません。勝手に作ってくれます。 もちろん他の場所でも構いません。cygwin以外の名前でもよいです。
「Install for」はAll Users、「Default Text File Type」はUnixのままでよいです。
ダウンロードしたパッケージの置き場所を設定します。 ここではC:\temp\cygwinとしています。インストールすれば通常はパッケージは不要ですので 消しても問題ありません。
ダウンロードに関する設定です。通常はDirect Connectionです。 次に設定するダウンロード先によってはメールアドレスを要求されるような場合があり、 その場合にはUse IE5 Settingsを選んでください。 Proxyの設定をしている環境の場合にはProxyを設定してください。
ダウンロード先を選択します。近いところが無難でしょう。
どのパッケージをインストールするか選択します。 デフォルトのまま「次へ」を押すと開発環境がインストールされないので DevelのところをDefaultからinstallに変えてください (Defaultというところをマウスでクリックしてください)。
インストールが始まります。 ネットワークの速度によりますが少し時間がかかります。
「完了」ボタンを押してください。 チェックをいれておけばデスクトップやスタートメニューから起動できます。
環境変数の設定
cygwinを
起動する前に
環境変数を設定する必要があります。 マイコンピュータを右クリックしてプロパティを選んでください。
プロパティの中の「詳細設定」タブの「環境変数(N)」ボタンを押してください。
ユーザの環境変数の「新規」ボタンを押してください。
変数名と変数値の欄がでてきますので以下の内容をひとつずつ設定してください。 usernameはなんでもかまいませんが、半角のアルファベットや数字にしてください。
変数名
変数値
HOME
/home/
username
MAKE_MODE
UNIX
SHELL
/bin/bash
CYGWIN
ntsec
(NTFSの場合)または、
nontsec
(NTFS以外(FAT32等)の場合)
ハードディスクがどのようにフォーマットされているか(NTFSかそうでないか)は、 プロパティで確認してください(ローカルドライブを右クリックしてプロパティを選択)。
全て設定すると以下のようになります。
実際に使ってみる
実際にCのプログラムを作成してみましょう。 エディタを起動して以下の通りに打ち込んでください。 (エディタは何でも構いません。例えばスタートメニューの中のアクセサリの中にメモ帳があります。)
間違いなく打ち込めたら保存します。保存先は、C:\cygwin\home\usernameにしてください。 ファイル名はなんでもかまいませんが、最後に拡張子として「.c」をつけてください。 ここではhello.cとしています。
プログラムをコンパイルし実行してみましょう。 「コンパイル」というのは簡単にいうと、いまテキスト形式で作成した人間が読んでもわかる(?)ものを コンピュータで実行できる形式に変えるということです。
デスクトップ上にcygwinのアイコンを出すようにしていた場合、 デスクトップ上にcygwinアイコンがありますので、 それをダブルクリックしてシェル(bash)を起動してください。
まずpwdと入力してリターンキーを押すと現在自分がいるディレクトリが表示されます。
/home/usernameと表示されるはずです。 ここが自分のホームディレクトリになります。 しかしWindows上では実際には、C:\cygwin\home\usernameにいることになっています。 Cygwin上ではディレクトリの構造や表示は全てUNIXに準じています。 今までの設定でルートディレクトリをC:\cygwinと設定していたので これがUNIXでいうところのルート(/)に置きかわります。
次にlsと入力してリターンキーを押すとディレクトリの中にあるファイル名が表示されます。
先ほど作成したプログラムをコンパイルしてみましょう。 gcc hello.cと入力してリターンキーをおすとコンパイルされます。 lsでa.exeというファイルができているのがわかります。これが実行ファイルです。
./a.exeと入力してリターンキーをおすと実行され、 次の行にHello!と表示されます。以上でプログラムが実行されたことになります。
付録:gnuplotのインストール
プログラムで作ったデータを可視化したり印刷できる形式で保存するにはgnuplotを使えば可能です。 くわしい使い方は
ここ
を参照してください。
はじめにダウンロードした
setup.exe
をダブルクリック、 再度セットアップの画面にしてパッケージ選択の画面まで進んでください。 Graphicsの左側の「+」のところをクリックして中身を展開してください。 その中にgnuplotの項目があります。「Skip」のところをクリックしてバージョン番号に変えてください。
さらに下の方にX11の項目がありますので「Default」から「Install」に変えてください。 その後、前回と同じようにインストールを続けてください。
startxwin.shでX11が起動して新しいウィンドウが開きます。
「gnuplot」と打ち込んでリターンキーを押し、 さらに例えば「plot sin(x)」と入力してリターンキーを押すとsin関数のグラフが表示されます。