気液臨界点近くでは相関長が巨視的な長さまで大きくなります。乱流の散逸長がこの長さよりも小さくなるような状況を考えると、乱流のコルモゴロフ普遍則とは別のタイプのカスケードが生じることを現象論的に示しました。通常の乱流ではエネルギー散逸するミクロな長さであっても、密度ゆらぎの世界からは十分にマクロでふたつの世界は断絶されていますが、臨界点近くの乱流では「ミクロとマクロの干渉」という新しいタイプの現象が生じることを示しました。論文は、 これ です。